朝起きるのがつらかった。
仕事に行きたくないわけじゃない。
でも、何となく毎日が重かった。
誰かと大きなトラブルがあったわけでもない。
特別な悩みがあったわけでもない。
それなのに、ずっと孤独だった。
誰とも深く話せなくなっていた
朝起きる。
スマホを見る。
仕事に行く。
帰る。
寝る。
そんな毎日を繰り返していた。
気づけば、
誰かと深く話すこともなくなっていた。
休日も家にいることが増えた。
SNSを見る時間だけが増えていった。
そして見るたびに、
誰かが楽しそうに見えた。
誰かが幸せそうに見えた。
それに比べて自分は何も変わっていない気がした。
なんとなく、床を拭いた朝
そんなある日、
朝起きてなんとなく洗面所の床を拭いた。
特別な理由はない。
ただ、
何かしたかったのかもしれない。
その日から、
朝5分だけ掃除をするようになった。
床を拭く日もあった。
洗面台を拭く日もあった。
トイレを整える日もあった。
5分だけ。
本当にそれだけだった。
最初は何も変わらなかった
最初は何も変わらなかった。
人生が好転したわけでもない。
悩みが消えたわけでもない。
でも、
少しだけ朝の気分が違った。
昨日より部屋が少し整っている。
それを見るだけで、
少しだけ気持ちが軽くなった。
自分のために何かをした、という感覚
不思議だった。
掃除で人生が変わるなんて思っていなかった。
でも、
自分のために何かをした。
その感覚が嬉しかった。
誰かの評価じゃない。
SNSのいいねでもない。
自分のために整えた時間だった。
少しずつ、暮らしが動き始めた
気づけば、
休日に散歩へ行くようになった。
本を読むようになった。
部屋のカーテンを開けるようになった。
全部、
掃除から始まったわけではない。
でも、
朝5分の掃除が最初のきっかけだったと思う。
今でも孤独を感じる日はある
今でも孤独を感じる日はある。
落ち込む日もある。
不安になる日もある。
でも昔と違うのは、
そんな時に戻る場所があることだ。
トイレを磨く。
床を拭く。
玄関を整える。
小さな習慣に戻る。
すると少し落ち着く。
小さな習慣は人生の向きを変えることがある
人生は突然変わらない。
でも、
小さな習慣は人生の向きを変えることがある。
あの頃の私のように、
毎日が少し重たい人がいるなら伝えたい。
大きく変わろうとしなくていい。
まずは5分だけ。
目の前を整えることから始めてみてください。
その5分が、
少しだけ前を向くきっかけになるかもしれません。

