人生には、

自分でも気づかないうちに無理をしている時があります。

仕事もしている。

ご飯も食べている。

笑うこともできる。

周りから見れば普通です。

でも、心の中では少しずつ何かが積み重なっていました。

疲れ。

不安。

焦り。

寂しさ。

そして、

「頑張らなきゃ」

という気持ち。

今回は、そんな私がトイレ掃除をしていた時、なぜか涙が止まらなくなった日の話をしたいと思います。

心が限界だったことに気づいていなかった

当時の私は忙しく働いていました。

朝起きて仕事へ行く。

帰宅してご飯を食べる。

スマホを見る。

寝る。

毎日その繰り返しでした。

特別な問題はありません。

でも、

何となくずっと苦しかったのです。

休日も疲れが取れない。

誰かと会う元気もない。

部屋も少しずつ散らかっていく。

それでも、

「みんな頑張っているんだから」

と自分に言い聞かせていました。

頑張ることしかできなくなっていた

今思えば、

休み方がわからなくなっていました。

疲れていても頑張る。

つらくても頑張る。

悲しくても頑張る。

そうやって何年も過ごしていました。

だから、

自分が限界に近づいていることにも気づけなかったのです。

その日も何となくトイレを掃除していた

その日は特別な日ではありませんでした。

仕事から帰宅して、

何となくトイレを掃除していました。

床を拭く。

便座を拭く。

鏡を拭く。

いつもと同じです。

何も考えず、

ただ手を動かしていました。

突然涙が出てきた

鏡を拭いていた時でした。

なぜか急に涙が出てきたのです。

理由はわかりませんでした。

悲しい出来事があったわけではありません。

嫌なことを思い出したわけでもありません。

でも、

涙だけが止まりませんでした。

自分でも驚きました。

初めて自分の疲れを認めた

その時、ようやく気づきました。

私は疲れていたのです。

ずっと無理をしていました。

大丈夫なふりをしていました。

平気な顔をしていました。

でも本当は、

誰かに「頑張ったね」と言ってほしかったのかもしれません。

トイレ掃除は心を整える時間だった

後から考えると、

トイレ掃除は私にとって

心を整える時間だったのだと思います。

スマホも見ない。

誰とも話さない。

ただ目の前を整える。

そんな静かな時間が、

心の奥に溜まっていたものを少しずつ外に出してくれたのかもしれません。

泣いた後、不思議と気持ちが軽くなった

問題は何も解決していません。

仕事も変わらない。

生活も変わらない。

それでも、

気持ちは少し軽くなりました。

久しぶりに深呼吸ができた気がしました。

そして、

「もう少し自分に優しくしてもいいかもしれない」

と思えたのです。

心が疲れている時ほど、目の前を整える

人生が苦しい時、

私たちは大きな答えを探そうとします。

転職。

引っ越し。

環境の変化。

もちろんそれも大切です。

でも、

本当に必要なのはもっと小さなことかもしれません。

  • 床を拭く。
  • 便座を拭く。
  • ゴミを捨てる。
  • 目の前を整える。

それだけで少し呼吸がしやすくなることがあります。

涙は弱さではなかった

以前の私は、

泣くことを弱いことだと思っていました。

でも違いました。

涙は、

心がこれ以上無理しないためのサインだったのです。

だからあの日の涙は、

壊れる前に心が出してくれた大切なメッセージだったのかもしれません。

まとめ

なぜか涙が出た日のトイレ掃除。

今でも忘れられません。

あの日、

私はトイレを掃除していたつもりでした。

でも本当は、

自分自身を整えていたのだと思います。

もし今、

理由もなく苦しい。

何となく疲れている。

頑張ることに疲れた。

そう感じているなら、

無理に前向きにならなくて大丈夫です。

まずは目の前の小さな場所を整えてみてください。

そして、

少しだけ自分に優しくしてあげてください。

人生を変える前に、

心を休ませることも大切なのだと思います。