人生を変えたい。
そう思っていたわけではありません。
もっとお金が欲しいとか。
もっと成功したいとか。
有名になりたいとか。
そういうことではありませんでした。
ただ、
少し楽になりたかった。
それだけでした。
朝起きるのがつらい。
仕事が終わると何もする気が起きない。
休日は気づけばスマホを見て終わる。
何か大きな問題があるわけではない。
でも、毎日が重たい。
そんな時期がありました。
今日は、私がトイレ掃除を始めた理由についてお話します。
人生がうまくいかないわけじゃなかった
客観的に見れば、恵まれていたと思います。
仕事もある。
住む場所もある。
ご飯も食べられる。
健康にも大きな問題はない。
それなのに、
なぜか満たされませんでした。
むしろ、
「これで十分なはずなのに、なぜ苦しいんだろう」
と思っていました。
疲れていたのは体ではなく心だった
当時の私は、
常に何かに追われていました。
仕事。
将来。
お金。
人間関係。
SNS。
誰かと比べること。
もっと頑張らなきゃ。
もっと成長しなきゃ。
もっと結果を出さなきゃ。
そんな言葉で、自分を追い込み続けていました。
気づけば心が休まる時間はほとんどありませんでした。
部屋も少しずつ荒れていった
不思議なことに、
心が疲れると部屋も荒れていきます。
脱いだ服をそのままにする。
レシートを放置する。
食器を後回しにする。
掃除機をかけなくなる。
最初は小さなことでした。
でも、その小さなことが積み重なっていきました。
今思えば、
部屋は心を映していたのだと思います。
「人生変えたいなら、まずトイレを磨け。」という言葉
そんな時、
SNSである言葉を見かけました。
「人生変えたいなら、まずトイレを磨け。」
正直、
意味がわかりませんでした。
なぜトイレなのか。
なぜ掃除なのか。
でも、不思議とその言葉だけが頭に残りました。
私がトイレ掃除を始めた理由
人生を変えたかったからではありません。
成功したかったからでもありません。
運気を上げたかったからでもありません。
ただ、
何か一つだけでも整えたかった。
それだけでした。
部屋全部は無理。
人生全部も無理。
でもトイレならできるかもしれない。
そう思ったのです。
最初は30秒だった
床を軽く拭く。
便座を拭く。
それだけ。
時間にすると30秒ほどでした。
特に感動もありません。
達成感もありません。
ただ、
昨日より少し綺麗になった。
それだけでした。
不思議と気持ちが軽くなった
数日続けた頃から、
少しだけ変化を感じました。
問題が解決したわけではありません。
仕事も同じ。
悩みも同じ。
でも、
気持ちだけが少し軽くなったのです。
朝、綺麗なトイレを見る。
それだけで少し安心する。
そんな感覚でした。
本当に変えたかったのは人生ではなかった
今ならわかります。
私が変えたかったのは人生ではありませんでした。
楽になりたかった。
安心したかった。
自分を責めるのをやめたかった。
ただそれだけだったのです。
トイレ掃除は、
そのための小さな入口でした。
トイレ掃除で人生は変わるのか
トイレ掃除そのものが人生を変えるわけではありません。
でも、
空間は変わります。
空間が変わると心が変わります。
心が変わると行動が変わります。
行動が変わると人生の流れも少しずつ変わります。
だから、
人生を変えたい人にも意味があるのかもしれません。
でも私は、
人生を変えるためではなく、
楽になるために始めました。
今でも続けている理由
今でも毎日完璧にはできません。
疲れている日もあります。
面倒な日もあります。
でも、
床だけ拭く。
便座だけ拭く。
それだけは続けています。
なぜなら、
あの頃の自分を助けてくれた習慣だからです。
まとめ
人生を変えたかったわけじゃない。
ただ楽になりたかった。
その気持ちから始めたトイレ掃除でした。
大きなことは何もしていません。
でも、
小さな行動を続けたことで、
少しずつ心に余白が生まれました。
もし今、
頑張ることに疲れているなら。
人生を変えようとしなくて大丈夫です。
まずは目の前の小さな場所を整えてみてください。
人生を変えるためではなく、
少し楽になるために。
その小さな一歩が、
思っている以上に大きな変化につながるかもしれません。

